広告の効果をトラッキングする方法

他よりも精度が高く有効性が高い統計というものがあります。ここでは、キャンペーンのパフォーマンスを評価するにあたって特に一般的な方法について、その長所と短所を短くまとめてご紹介します。

インプレッション

インプレッションの合計数は、広告が表示された回数を表します。しかしこれは、同じ人に何度も広告が表示された場合複数回にカウントされてしまうので、何人がその広告を見たかということは分かりません。

インプレッションは、広告が全般的にどれだけ効果を発揮しているかをおおまかに示してくれますが、それ自体では統計としてあまり有効ではありません。総合的なリーチあるいはコンバージョンに関する情報は見えてきません。

これは一般的に、広告のエフォートに対して対価を支払うメソッドです。だからこそ、これほどポピュラーなのです。大半の場合、1インプレッションあたりいくらという形で一律に料金が発生します。

クリックスルー率(Click Through Rate)

CTRとして認知度の高いクリックスルー率は、まさにその名の通りです。ネイティブ広告かバナーかにかかわらず、オンラインディスプレイ広告をクリックした人数を計測します。

これは、あなたの広告を見た結果としてユーザーが特定の行動を起こしたことを示しているので、非常に信頼性の高い統計であるはずです。CTRが高ければ、コンバージョン率も高くなると考えられます。

残念ながら、複雑のディスプレイ広告の世界においてそんなに単純ではありません。

Comscoreによると、CTRとコンバージョン率には実質的に一切関連性がないというのが現実だそうです。18の広告主に対し、9カ月間以上に渡って発生した2億5,000万回を超えるインプレッションを分析した大規模な研究が、信頼性の高い結果を示しています。ビューワブルまたはグロスインプレッションとは対照的に、クリックスルー率は全体的なコンバージョンとの関連性が弱いことが明らかになっています。

タイムベース広告

これは厳密には統計手法ではありませんが、パブリッシャーにとっては広告インベントリの価格設定を行う上での新たなアプローチの1つです。インプレッションごとに課金するのではなく、一定時間ごとに課金する仕組みです。これは10~30秒程度で、パブリッシャーはその期間内での100%のビューワビリティを保証します。

正確には直接計測可能な統計ではありませんが、広告主としてスペースを購入する際には検討する価値があります。これを実践して結果(例、合計コンバージョン、ビュースルー等)をインプレッションベースのインベントリと比較してみれば、大きな違いが出てくる可能性があります。

今のところ、この手法を用いているウェブサイトは少数です。

閲覧者数

この統計はインプレッションに似ていますが、広告が表示された回数をカウントするのではなく、閲覧したユーザー数をカウントします。ユーザーがその広告に目を向けたかどうかはわかりませんが、重要な統計ではあります。

この数字によって総合的なリーチがどの程度なのかが見えてきます。当然ながら、広告が必ずしも見られているわけではなく、そもそもスクロールしなければ見えない位置にあって目にも入らないという場合もありますが、キャンペーン間のリーチを比較する指標としては有効です。